メジャーアップデートの実施が完了している全テーマについて、改めて以下の重要な修正を伴うアップデートを行いました。
対象テーマ/バージョン
- fresco : v.2.0.7.0
- Luminous – Business Edition : v.2.0.7.0
- Clarity – Business Edition : v.2.0.1.0
- Fancie NOTE – Business Edition : v.2.0.1.0
- Lemon Cream : v.2.0.2.0
- COLORS : v.2.1.3.1
アップデート内容
- [共通]本文から最初に見つかったimgタグの画像をアイキャッチ画像として代用するオプションを追加
- メジャーアップデートにて追加された 【NO IMAGE用画像設定】 を 【投稿サムネイル(アイキャッチ)画像設定】 としてオプションメニューを変更し、NO IMAGE用画像URLのアップロード・指定オプションに加え、従来のバージョンでの動作(投稿にアイキャッチ画像を指定していない場合は、本文内で最初に見つかったimgタグの画像を投稿サムネイルとして利用)を引き継ぐための「アイキャッチ画像代用」オプションを追加。
Luminous以前のテーマの場合
fresco(カスタマイザー対応)の場合
WordPressにはアイキャッチ画像機能があるため、通常は投稿する際は必ずアイキャッチ画像を指定するようにしてください。
アイキャッチ画像を指定しないことで、不必要に本文内から img タグを検索する処理が、記事一覧などの投稿サムネイルを表示する各コンテンツ内で都度実行されるため、この機能に依存することは絶対的に推奨しません。 - [共通]クラシックエディターの「スタイル」メニューに「整形済みテキスト」と「code タグ」を追加
- WordPress 5.0から搭載された現行のブロックエディターのうち、「クラシック(エディター)」ブロックと、旧エディター(ビジュアルモード)でのメニューエリアに表示される「スタイル」ドロップダウンメニューに、preタグを挿入する「整形済みテキスト」とcodeタグを挿入する「code タグのみ」メニューを追加。
- [共通]ソースコードブロック、整形済みブロックのHTMLタグのエスケープをしないよう修正
- DigiPressでは、本文内に
pre
タグ(整形済みテキスト)で HTML タグ(<, >)ショートコード([, ])を直接記述しても、対応する特殊文字に自動でエスケープしてソースコードとして表示する機能があります。※主に旧エディターの「テキスト」モード向けの機能。
しかし、WordPress 5.0〜のブロックエディターのソースコードブロックおよび整形済みブロックで HTML タグを記述すると、WordPress 側でもエディター上で既にエスケープ処理が行われるため、DigiPressの自動エスケープ処理と重複してしまい、実際のページでは HTML タグとエスケープされた文字列が入り混じった不正な状態で出力されてしまうため、ブロックエディターにより pre タグでラップされた(
class="wp-block-*"
がある)要素の場合は、テーマ側の自動エスケープ機能をスルーするよう修正。 - [共通]ブロックエディター用CSSの微修正
- メジャーアップデートにより、一部デザインやサイズが変更となった要素について、ブロックエディター(主に段落ブロック、クラシックエディターブロック)およびクラシックエディタープラグインのビジュアルモードでも反映されるよう修正。
- [共通]meta description に挿入されるテキストのHTMLエスケープ処理の修正
- 本文から抜粋されたテキストを meta description に挿入する際、単純な HTMLエスケープ(特殊文字への置換)ではなく、属性値としてのエスケープとすべきであったため、処理方法を変更(esc_attr関数に変更)。
- [Clarity, Fancie NOTE] NO IMAGE用画像設定の「追加/変更」ボタンをクリックしてもメディアライブラリが表示されなかった不具合を修正
- 「詳細設定」画面で読み込むべきWordPressのメディアライブラリ用のJavaScriptが読み込まれていなかったため、「NO IAMGE 画像 URL」オプションの「追加/変更」ボタンをクリックしても、WordPressのメディアライブラリが表示されず、画像のアップロードや選択ができなかった不具合を修正。
- [COLORS]アーカイブページでの記事一覧と直下のコンテンツエリア下部のウィジェットが重なる場合が不具合の修正
- 記事一覧での各記事(
.loop-article
)はfloat:left
となっているため、一覧に表示される記事数とサイドバーの兼ね合いによって、メインコンテンツ下部のウィジェットに何らかのコンテンツを設置した場合、記事一覧のラッパー(.loop-frame
)でフロートを解除していないため、記事一覧とウィジェットが重なってしまうレイアウト崩れを修正。
なお、WordPress 5.0にて刷新された現行のエディター(ブロックエディター)への DigiPress 専用の装飾やコンテンツを挿入するための既存のブロックに対する拡張や専用ブロックは、現在順次行っている各テーマのメジャーアップデートが終了次第、実装方法(テーマに組み込み or プラグイン化)を含め開発を行っていく計画ですので、今しばらくお待ち下さい。