WordPress 5.8 よりそれまでのウィジェット画面(仕組み)が刷新され、ブロックエディターと同じようにブロックとしてウィジェットを追加する形の「ウィジェットブロックエディター」が標準仕様となりました。
この変更以後、DigiPress テーマとしてはこれをユーザーの判断で無効化できるよう、テーマオプションにウィジェットブロックエディターの無効化(クラシックウィジェット画面に戻す)オプションを追加しました。
本オプションは、初期値ではウィジェットブロックエディターは有効(無効化しない)の状態でしたが、後述する理由により、今後は提供中の現行のテーマにおいては、無効化(クラシックウィジェット画面に戻す)の状態をテーマオプションの初期値とさせていただきます。
従来のウィジェットは、「レガシーウィジェット」ブロックとして引き続きウィジェットブロックエディターでも利用できますが、既存テーマに組み込みのウィジェットは、従来の(クラシックウィジェット)画面およびその仕様で動作することを前提にしており、刷新されたウィジェットブロックエディターでは、編集上の様々な不都合・不具合が生じるケースが多く確認されています。
例えば、DigiPress の「DP – パララックスコンテンツ」ウィジェットなどは設定項目が非常に多いために設定パネルが開閉しないウィジェットブロックのエリアでは、ブロック(設定パネル)が多いほど異様に縦長に連なる状態で編集しなければいけなくなったり(ただしテーマ側で簡易的にマウスオーバーで開閉するよう対策済み)、ウィジェット内に独自のカスタムHTMLエディターを組み込んでいる状態がウィジェットブロックエディターでは禁止されエラーが発生するなどの現象が発生します。
その他、簡単にまとめると以下の理由からテーマオプションの初期値および推奨設定として既存テーマについてはクラシックウィジェット画面にすることとしました。
また、WordPresss 5.9 からいよいよサイト全体をブロックベースで構築するフルサイト編集機能(FSE = Full Site Editing)が試験的に導入され、これに対応するテーマの場合は、既に従来のウィジェット(エリア)という概念がないために、ウィジェットブロックエディター自体も管理画面からなくなっていることから、既存のテーマについては、この扱いが中途半端な現状のウィジェットブロックエディターは無効にし、クラシックウィジェット画面でウィジェットを利用いただくことをお願いいたします。
クラシックウィジェット画面への戻し方は、以下のオンラインドキュメントをご参照ください。
なお、クラシックウィジェット画面にてブロックエディターで作成したコンテンツのみをウィジェットとして表示するには、「DigiPress Ex – Blocks/Blocks Free」プラグインで利用可能になる「再利用コンテンツ」機能を利用してください。